八王子市内各所で8月16日(日)から順次「獅子舞」祭礼が行われる。今回は八王子指定文化財芸能団体協議会会長の山下正男さん(61/小津獅子舞太刀保存会会長)に話を聞いた。
「市の中心部には昔から街道があり、祭りになると山車を出す文化がありました。しかし郊外は山車を出せる道路も限られているので、おそらく郊外=獅子舞という楽しみ方になったのだと思います」
獅子舞は、太鼓を叩きながら舞うことで大地を踏みしめ、五穀豊穣を祈念して神社に収めるもの。
「獅子舞は大きく分けて伎楽(ぎがく)系と風流(ふりゅう)系の2つがあります。八王子には指定文化財になっている獅子舞は8団体あり、すべて三頭獅子の風流系です。大まかな筋は同じですが、それぞれバリエーションがあり、違いを見るのも楽しいと思います」
由来もそれぞれ異なり、小津の場合は松姫の警護役の原某が雨乞いのために舞ったのが始まりとされている。先人から技術を引き継ぐことで、交流を深めることにも役立っているという。「やはり地元に継承していく文化があるというのはうれしいようです。より多くの市民の方々に楽しんでいただけたら」
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