「八王子まつり」の勇ましさを伝える大きなポスターをJR八王子駅北口周辺で見かけた人も多いのでは――。
このポスターを制作したのは、日本工学院八王子専門学校(片倉町)に通う吉田千裕さん(グラフィックデザイン科・3年)=写真。ポスターの右上半分で祭りの昼、左下半分で夜のイメージをデザインした。「中学生の頃からこの祭りに遊びに来ているが、昼と夜では違う顔がある。それを表現したかった。私の作品を見てお父さんが喜んでくれたのがうれしかった」と吉田さん。
また、神輿を担ぐ掛け声や太鼓の音など、自身が感じた祭りの「身体に響く」迫力も、ポスターを通じて伝えたいと考えていたという。同学校生徒が同まつりのポスター制作を担当するのは昨年に続き2回目。「八王子まつり実行委員会」からの依頼を受けた。
吉田さんを指導する同校の井口亮先生は「インパクトがあり、情報が分かりやすく載せてあるので、老若男女が見る祭りのポスターとしてよくできている」と評価している。
吉田さんは現在、来春の卒業を控え就職活動中。「将来は、企業の商品を消費者に分かりやすく伝えることができるグラフィックデザイナーになりたい」と話している。
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