めじろ台在住の小幡昌英さん(64)がつくったナタマメを使った歯磨き粉が通信販売で人気を集めている。ナタマメには口腔内の細菌バランスを整える働きがあり、その歯磨き粉は歯周病や口臭予防につながるとされる。以前よりナタマメ茶を製造していた小幡さんは、それまでのナタマメづくりの経験を生かし、5年前から開発に取り組んできた。
こだわったのは安全性だ。市販の歯磨き粉には、歯の汚れを効率的に落とすために研磨材や油などが含まれていることが多いが、小幡さんは外部メーカーと協力してそれらを使わずに歯磨き粉づくりを進めてきた。
口のまわり汚さず
また、歯を磨いた後に、爽快感などを得る目的で粉に含まれることが多い発泡剤も取り除いた。「発泡剤を使うと磨いた後に泡が立ち、高齢者などは口のまわりを汚してしまうことが多いんです」と小幡さん。20年以上前に亡くなった父親が高齢者の養護施設で、歯磨きに苦戦し、介護者の負担にもなっていたことが頭にあった。
小幡さんは「この製品がお年寄りをみる介護者の負担を減らすことにつながれば」とも話している。
同製品は通販のほか、東浅川町にある自然食店「地球の木」でも手に入れることができる。10月1日(木)からは、大和田町のJA八王子の直売所などでも取り扱われる予定。
問い合わせは「ぬくもり工房・京昌」【電話】042・664・5726へ。
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