八王子版 掲載号:2015年10月22日号 エリアトップへ

「八王子」「流鏑馬」意外な縁

文化

掲載号:2015年10月22日号

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上壱分方町で初開催

 「八王子流鏑馬(やぶさめ)」が10月4日、上壱分方町で開催された=写真左上・右下。主催は八王子流鏑馬武道推進委員会(石本久雄推進委員長)など。流鏑馬はこれまで八王子で行われたことがなかった行事。貴重な開催を実現させたのは意外な縁だった。

 石川町在住の石本さん(68)は、大の動物好きで12年ほど前から自宅でポニー(マックス君)を飼育している。石本さんが代表をつとめる「NPO法人地域住民の安全生活応援団」では、そのポニーを連れ、市内の児童館などで年間70回ほど、ボランティアで子どもたちに動物と接する機会を設けている。また、2013年から南大沢駅前で「マルシェ(市場)とスポーツと動物のふれあい」ができるイベントを企画し、そこでも毎回ポニーへ乗馬する場を提供している。

「本物を見せたい」

 石本さんは13年、馬好きの縁で、羽村市に住む一般社団法人武道振興会(港区)の大前清事務局長と知り合った。大前さんは居合抜刀の名手で明治神宮奉納全国大会では優勝の実績もある。

 石本さんは南大沢のイベントについて「よく知られているスポーツでなく、ここでしか見ることのできないものを呼びたい」とかねてから考えており、14年の開催の際、大前さんに居合の演舞を打診した。すると大前さんは同会の森顕(あきら)会長に相談。同年9月、3人が集まり、会場の下見などをした。

 その後、石本さんは森さんが残していった新聞の切り抜きを読み、同会が鹿島神宮、出雲大社、彦根城などで年間10回以上、「流鏑馬」を開いていることを知る。そして話を聞くと、森さんは世界的に有名な母親と、若い時から仕事の関係で織物の町・八王子に来ていたそう…。

 縁のある八王子の市民に「本物を見てもらおう」と森さんは乗り気だった。石本さんには「子どもたちに本当の日本人の姿を見せたい」という思いがあり、石本さんらは今年6月、「八王子流鏑馬」の実現に向けて動き始めた。

3300人が来場

 「感無量でした」。無事に終えた石本さんの一言。わずかな準備期間で告知もままならなかったが、イベントには3300人ほどが集まった。180人のこどもたちは流鏑馬で活躍した「道産子」「木曽馬」などで乗馬体験もした。

 なお、石本さんはもちろん、森さんも来年の開催に前向きだそう。

石本さんと愛馬マックス君
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