八王子市は昨年末から、地域課題の解決や教育、研究の充実などを目的とした包括連携協定を市内大学、専門学校などと相次いで結んでいる。2015年12月10日の工学院大学(中野町・佐藤光史学長)を皮切りに、昨年は東京薬科大学(堀之内・笹津備規学長)、創価大学(丹木町・馬場善久学長)と協定を締結。今月には、山野美容芸術短期大学(鑓水・山野愛子ジェーン学長)=下写真=、東京工科大学(片倉町・軽部征夫学長)=上写真=、日本工学院八王子専門学校(片倉町・千葉茂学校長)=同=と協定を結んだ。
市が主催する市民講座「八王子学園都市大学」へ各大学が講座を提供するなど、市と各校はこれまでも連携を重ねてきたが、協定を締結し関係を深めることで、双方のもつ資源を最大限に活用させるねらいがある。
「複数の教育機関と連携することで、各校の”持ち味”を生かした協力関係を築くことができる。今後も市内学校との協定締結を予定している」と市担当者。
日本工学院八王子専門学校の千葉茂学校長は「学生が八王子の街を活性化させるために活動することは、学生にとって勉強の場となる。市と共に成長していきたい」と話している。
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