公務員ランナーが話題になるなど、仕事を持ちながら「生涯スポーツ」として競技に取り組む人が増えている。別所の商業施設内にあるファーストフード店で準社員として働く熊木順一さん(41)もその一人だ。 平日は、接客業務にあたり、日曜日になるとアメリカンフットボール選手に。アマチュアのアメフトチームが加盟する「日本プライベートフットボール協会」所属の「横浜タイタンズ」の司令塔として活躍している。「二束の草鞋を履くことが毎日を充実させてくれています」と熊木さん。競技を通して学んだ「仲間と協力して目標を達成する」ということが仕事にも役立っているという。「アメフトは怪我なく試合を優位に進めるために綿密な計画を練り、プラン通りプレーする必要がある。仕事も一緒。目標に向かって、いかに仲間と息を合わせられるかが大切」。現在41歳。生涯スポーツといえど、アメフトという接触プレーのある競技性を考えた場合、プレーヤーとしての限界を感じ始めている。「いずれ子どもたちにアメフトを教えたいんです。仲間づくりに最適なスポーツとして」
同じ職場で働く妻の奈津代さん(38)は「今後も好きなことに打ち込み続けてもらいたいですね」と温かい目で順一さんを見守っている。
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