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早期退職3人 新規就農に挑戦中

経済

掲載号:2016年5月12日号

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左から泉さん、水野さん、続橋さん
左から泉さん、水野さん、続橋さん

セカンドライフを決断

 大手メーカーを早期退職した男性3人が市内で農業にチャレンジ。昨年12月に会社を設立し新規就農をめざしている。

 3人は会社(株式会社アーバンファーム八王子・大船町)の代表を務める続橋(つづきばし)昌志さん(56・大船町在住)、泉政之さん(55・下柚木在住)、水野聡さん(56・大船町在住)。セイコーエプソン株式会社の同期だ。50代をむかえセカンドライフを考えたとき、「長く健康で働きたい」「自然に触れて過ごしたい」などの理由で農業の道を思い描いた。まず続橋さんと泉さんが意気投合。体験農園での野菜作りを1年間した頃、水野さんに声かけた。

 泉さんが在住だったこと、「人がたくさん住んでいて畑も多い」などの点から就農チャレンジの地として八王子が候補にあがった。3人は市内の創業セミナーで知識を深め、そこで思いを固めた。そして小比企町のベテラン農家・中西農園を紹介してもらい、指導を受けることに。続橋さんと水野さんはそれぞれ家族と離れ、昨年5月から単身赴任生活を送っている。

ショウガづくり学ぶ

 3人は現在、近隣の地主から賃借した畑でショウガづくりを進めている。約200平方メートルの畑で800株ほど。4月に植え付けをし、お盆明けから収穫の予定だ。ショウガは市内の飲食店等で利用してもらい、市民に「八王子野菜」の魅力を発見してもらう狙いがある。このほどスタートした八王子版クラウドファンディングで資金集めも行われている。

 農業をやってみての感想は「体全体に充実感がある。天気に左右される事実も思い知らされています」(泉さん)「腰が痛いですが、やった分の成果が見えるので嬉しい」(続橋さん)「サラリーマンだったときはコンクリートに囲まれた毎日でした。今は体への負荷はありますが、自然の中での『健全な疲労』です」(水野さん)。

 昇進をめざす道、独立する道、退職して趣味に生きる道、様々な選択肢がある中で3人は「農業」を選んだ。今は畑で過ごす毎日にそれぞれやりがいを感じているようだ。広報を務める泉さんは「これから想像もしなかった苦労が待ち受けていると思いますが、真剣に八王子野菜の栽培に取り組みます。この農商工連携プロジェクトをぜひ応援してください」と話した。

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