全国高等学校ゴルフ選手権大会(8月山口県)に団体の部で初出場する共立女子第二中学校高等学校(元八王子町)ゴルフ部の主将を務める 矢作(やはぎ) 紗香さん 横山町在住 17歳
夢はプロ 「また家族でも」
○…長野県軽井沢で6月に行われた関東高等学校ゴルフ選手権大会(団体)で3位入賞。初の「全国」を決めた。勝利へ導いたのは4人の絆。試合前日、宿泊施設に着くと卓球台を発見。その晩、みんなでこれまでになく盛り上がった。「卓球で緊張がほぐれた。お互いを信じてがんばろう、って思えた」。昨年は「十何位」と覚えていないほどからの躍進。「嬉しくていっぱい写真を撮りました」。全国大会については「まわりに流されず自分たちのプレーをしたい」と気を引き締める。
○…生まれも育ちも八王子。両親の影響で小4の時から本格的にゴルフを始めた。他の習い事もしていたが「一番楽しかった」。「家族3人でできるといいね」。そんな夢も続けた理由のひとつだ。中学に入ると試合へ出場するように。進学先の高校は「練習環境の良さ」で選んだ。セールスポイントは169cmの身長から繰り出す240から250ヤードの飛距離。「グリーンまわりのアプローチ。パターはまだまだ」と課題を話す。
○…高2の冬の選手権大会。自信をもって臨んだが結果は芳しくなかった。メンタルの弱さを自覚し考え方を変えてみた。「今まで試合になると自分を追い込んでいた。まわりから『顔が変わる』と言われるほど。もっと楽に、楽しんでやろう」。今大会はそのリラックスした姿勢が好成績に結び付いた。ちなみに緊張する試合の前は「セカオワ」などのJ-ROCKを聞き、心を落ち着かせる。
○…夢はプロゴルファー。成田美寿々、木戸愛らの笑顔と堂々としたプレーに憧れている。ゴルフの楽しさは「始めた頃は(クラブが)ボールに当たることでした。今は友達ができること」。練習は毎日2時間程度。中2のときからコーチのマンツーマン指導を受けている。休日もほとんどゴルフ漬け。自身の練習がメインとなりなかなか家族で楽しむことはできない。「また3人でまわりたい」。それもまた夢のひとつだ。
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