神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2016年11月3日 エリアトップへ

11月3日から行われる「西八王子ハッピー太陽アート作品展」の画家 小楠(おぐす) アキコさん 絹ヶ丘在住 41歳

公開:2016年11月3日

  • LINE
  • hatena

絵で増殖するハッピー感

 ○…商店街の各店舗に作品を飾ることで、展示と店の集客を同時に実現できる「ハッピー太陽作品展」。作品は店の雰囲気に合わせて作る。美容室には鮮やかに発色するアクリル絵の具を使ったおしゃれなイラストを、和服店では籠に和紙を張って落ち着きある作品にするなど工夫をこらす。「絵が1枚あるだけでも雰囲気が変わる」。アートを身近なものとして感じてもらうことも狙いの一つだ。

 ○…これまでルーブル美術館のイベントで作品を掲出したり、二科展で準入選したりと実績を積んできた。参加店からは「お客さんからも『いいね』と言われる。根が明るい絵」と好評だ。力強さを感じる色使いや大勢の人や街など対象がギュッと凝縮された作品はハッピーに溢れ、人を楽しい気持ちにさせる。「みんなを見つめる存在」という笑顔の太陽が特徴的だ。

 ○…幼少の頃から絵を描くのが好きだったが、画家として独立したのは34歳のとき。大学では英米文学を学び、そこで作風の元となったヒッピー文化に触れた。「ウッドストックのような大きな野外イベントをしたい」と思って卒業後はイベント会社に就職。5年の会社勤めの間、イベントのポスターなどのデザインをしているうちに「もっと作る側の仕事がしたい」とグラフィックデザイナーに転身。やがて本格的に絵を描きたいと思うようになって専門学校で絵の基礎を学び、展覧会を開くなど作家活動に専念するようになる。

 ○…7歳まで原宿に住んでおり、当時全盛期だった竹の子族を毎日のように見ていた。ラッパズボンに長髪など、まさにヒッピー文化の象徴だった。「たくさんの人が集まって何か楽しそうにしていた」。その記憶が今の作品に影響を与えている。「見る人に楽しんでもらいたい。みんなが元気になってくれたら」。肩書きは、いつの間にか周囲から呼ばれるようになった「ハッピー太陽画家」。人を楽しませることがライフワークだ。



八王子版の人物風土記最新6

難波 空良さん

第42回JSBA全日本スノーボード選手権大会のスノーボードクロス部門で優勝した

難波 空良さん

散田町在住 18歳

4月18日

松下 耕さん

児童合唱団「はちおうじキッズシンガーズ」の主宰者で作曲家・合唱指揮者の

松下 耕さん

絹ケ丘在住 61歳

4月11日

金井 直子さん

文部科学大臣表彰を受けた「星とおひさまFikaキャラバン」の代表を務める

金井 直子さん

下柚木在住 64歳

4月4日

中野 太郎さん

設立10周年を迎えた「八王子ナポリタン倶楽部」の会長を務める

中野 太郎さん

弍分方町在住 44歳

3月28日

恒川 礼子さん

ヘルシー・ソサエティ賞を受賞し、筋無力症患者会の理事長を務める

恒川 礼子さん

みなみ野在住 63歳

3月21日

長谷部 征子さん

マスターズ水泳の女子200mバタフライ(80〜84歳)で日本記録を更新した

長谷部 征子さん

宮下町在住 79歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook