11月初旬、旭町の八王子学園都市センターで、日本工学院八王子専門学校(片倉町)情報ビジネス科の学生が、市内経営者らに対して、チーム毎に考案した八王子産ショウガのPR方法についての発表を行った。
学生に「企業視点」を持たせようと、同校が八王子商工会議所らに依頼し実現したもので、学生らはこの取り組みへの協力企業の販促方法について今年9月下旬から「プランづくり」を進めてきた。担当したのは、八王子産ショウガのほか、天狗サイダーなど、道の駅「八王子滝山」にある市の特産物だ。
お茶屋で販売される「ショウガ入りほうじ茶」のPRを担当した鈴木信悟さん(2年)は「お茶屋さんは緑色のパッケージの商品が多いので、その中で目立つようにブラックのデザインにした」と話し、取り組みを通して、依頼主、商品を購入する人の視点に立って物事を考える難しさを感じたという。
その「ショウガ入りほうじ茶」を店頭に並べている株式会社茶山(北野町)の伊藤学代表は「売上は上々。今後も若い人たちの応援をしていきたい」と話している。
また、参加した学生からは「締切りまでに物事を進めるのが大変だった」「つくり手の思いを逃さずに聞き出す難しさを知った」などの声も聞かれ、同校の加藤秀樹先生は「活動した約1カ月間で、学生一人ひとりが自ら『動ける』ようになった。ご協力頂いた皆様のおかげ。今後も同様な取り組みを実施していきたい」と活動を振り返っている。
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