子育て中の主婦らで構成されるパフォーマンス集団「ザ・レインボーズ」が今年６月、結成10周年を迎える。幼稚園の卒園式で、自分たちの子どもらを喜ばせようと、ママグループで手づくり劇を披露したことがグループの原点。以来、母親や妻の「顔」を忘れ、タイツ姿で「コマネチ」する楽しさの虜に。ボランティアとして市内の祭りなどで盛り上げ役を務めてきた。何々君、何々ちゃんのママではなく、「自分の名前」をもったパフォーマーとして舞台に上がれる喜びがメンバーの原動力。
リーダーのあかぞう（宮城あかし）さんは「ママたちが自分の個性や特技を生かし、どんどん輝いていく姿を見て、主婦の無限の可能性を知ることができました」と10年を振り返る。
子育てが落ち着いたら、全国各地にレインボーズ支部をつくり、「笑顔の輪を広げる」――。メンバーの夢だ。
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