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図書館ボランティアの会 解散後も活動連綿と 個人で支援 記念誌も発行

社会

掲載号:2017年1月26日号

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記念誌を持つ豊田元会長
記念誌を持つ豊田元会長

 市内の4図書館(中央、南大沢、川口、生涯学習センター)で20年に渡って活動し、昨年5月に解散した「八王子図書館ボランティアの会」(豊田亘男会長)。解散後も記念誌を発行するなど活動を続けてきた。個人でボランティアを継続する会員も多く、善意のサポート体制は連綿と受け継がれている。

 「設立した1996年当時はボランティアの会というものが少なかった。図書館を対象としたものはなおさら。これまで多くの人に支えられて20年間活動できた」と08年から解散まで会長を務めた豊田さん。中央図書館設立10周年の機に22人で会を発足。本の整理や案内、修理などに携わった。会員は73人に増え、修理だけでも年間約5000冊をこなし、読み聞かせなどにも活動の幅も広げていった。豊田さんは体力的な限界や個人的な忙しさを理由に一昨年から引退を考えていたが、次の会長の候補が現れず、会の設立20年という節目で会自体を解散を決めたという。

会がなくても

 昨年5月の総会で解散を決定してからも会計監査などがあり、会としての活動が完全に終わったわけではない。また、60人以上の元会員に図書館と改めて申し込んでボランティアを継続している。豊田さんも会長職は退いたものの個人的に登録している。

 中央図書館の中村照雄館長は「解散後も引き続き活動をしてくれる人が多くてありがたい」と話す。時期的に夏休みを控えていたので状況によっては臨時職員を雇うことも検討していたが、そうせずに済んだという。「仮にボランティアが一切いなければ業務が回らない。会が『解散によって迷惑をかけたくない』と引き続き元会員が活動できる筋道を作ってくれた」。これまで会が担当していたボランティアの取りまとめなども図書館が行うようになり、その苦労に改めて気づかされたという。「ボランティアは仕事だけではなく、図書館の応援団でもある。本の良さを伝えてもらうことにもつながる」

最後の仕事

 すでに解散後となる昨年11月にはこれまでの活動の様子を収めた冊子を発行した。活動報告には月ごとの参加人数や活動回数なども収められている。70部を印刷し、各図書館に2部ずつ収めた。豊田さんは「10回近く編集会議を開いたり、10年以上昔の資料をそろえたりと大変だったが、集大成と思ってがんばれた」と振り返る。

 市内の4図書館では新たなボランティアを募集している。4月1日から1年更新で交通費はない。登録希望者は各図書館で配布している申込書に必要事項を記入し、中央図書館(千人町3の3の6)へ持参もしくは郵送する。応募期間は2月15日(水)まで。

 問い合わせは同館【電話】042・664・4321へ。

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