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加住地区にご当地ソング 隣町「成功」きっかけ

文化

掲載号:2017年2月23日号

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「八王子加住音頭」を歌う植松しのぶさん
「八王子加住音頭」を歌う植松しのぶさん

 国史跡・滝山城跡などがある加住地域のご当地ソングが誕生した。歌うのは加住町出身の演歌歌手、植松しのぶさん(徳間ジャパン所属)。八王子市加住地区町会・自治会連合会(大澤敬之会長)が企画したもので、市制100周年記念事業市民提案事業のひとつでもある。

 加住地域活性化のために作られたのは「八王子加住音頭」「滝山城の春」。いずれも作詞作曲は猿島渡さん(あきる野市在住)。1月28日、加住市民センター(加住町)で発表会が開かれ植松さんはこの2曲を披露。会場となった多目的室は150人近くが集まる「満席」で=写真、来賓の石森孝志市長は「多くの人に知ってもらい、カラオケで歌えるようになれば。加住地域から市内に『元気』を」と完成を祝った。

 ♪1人でしょんぼり暮らすより みんなで愉快に暮らしましょう 同じ町内に住む者どうし 会ったら笑顔でごあいさつ

 軽快なリズムに明るく前向きな歌詞――。実は「加住音頭」には「元」となった歌がある。隣のあきる野市で歌われている「あきる野町内会・自治会音頭」だ。

 「あきる野音頭」は2013年、行政のコミュニティ事業交付金を利用して、あきる野市町内会・自治会連合会により制作された。地元の納涼盆踊り大会等で活用し、町内会・自治会への加入促進をはかる目的だ。作詞作曲は地元の猿島さんが手掛けた。当時同連合会会長だった南征夫さんは振り返る。「11月に完成しそれから市内の30くらいの団体にお願いへ。半年で音頭を覚えてもらうのは大変だった。振付の先生には毎日のように指導をしてもらった」。今では市内の盆踊りや夏祭りで「定番」となっている。

 このあきる野音頭の歌い手が植松さんだった。植松さんは同連合会に「歌唱力」「容姿」などが評価され選ばれた。大澤さんは同じ地区の植松さんを通じてこの音頭を知った。

 「人口8万人ほどのあきる野市で、盆踊りとなると1000人が集まるという。町が元気になったと」。その盛り上がりに驚いた大澤さんは16年春、同連合会に「うちでも使わせてほしい」と打診し快諾を得た。そして地元連合会の会員らから「北条氏照」「宮下囃子」「滝山街道」など加住地区のキーワードを集め、猿渡さんに「加住版」を提案。猿渡さんはあきる野音頭の歌詞の一部を変更、そして17年1月、「八王子加住音頭」が発表された。

 今後は各町会の盆踊りなどで広まっていくことが期待される。4月8日(土)に開催の「滝山城跡桜祭り」では東山流の振付がついた音頭がお披露目となる。大澤さんは「歌を通じてこの地区が賑わえば。町会・自治会への加入も増えるといい」と話した。
 

大澤敬之会長
大澤敬之会長

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