「訪れた人が着物の人を見て『八王子っていいな』と思ってもらえたら」――。織物のまち・八王子の名残を消さないようにと、積極的に和装をすすめる人の集まり「五福会(ごふくかい)」(事務局【電話】042・622・9932)。同会はニットの製造・販売会社を展開した毛木(もぎ)忠勝さん(横川町在住)を会長に、演歌歌手の伊達めぐみさんらが中心となり2009年に立ち上げられた。
会では年に一度、親睦を目的に50人ほどで高尾山登山をする。「高尾山は着物が合う」(毛木さん)。観光客はその「着物集団」によく目を引かれているそう。
「呉服代だけでなく美容院やクリーニングなど、一度着るのにお金がかかる。だから無理をしない範囲で楽しんでほしい」。登山は、着物でなくても、志が同じなら団扇など和小物を持参での参加も受け付けている。
他には「酉の市」の際に集まる機会もある。会に年会費等はなく、その都度会費を設ける形で、広く参加者を募っている。
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