先ごろ、千葉県で行われた「全国高等学校定時制通信制体育大会」のソフトテニス大会・女子個人戦で、星槎国際高等学校・八王子学習センター(元八王子)の岩上希海さん、松井海南江さん(共に3年)組が優勝を果たした。聖パウロ学園高等学校(下恩方町)の生徒らとチームを組み、東京都代表として挑んだ団体戦でも2人は活躍、団体戦日本一に貢献した。同センター生徒がスポーツ競技で全国制覇を果たすのは2008年の開校以来、初となる。
個人戦決勝の相手は団体戦でチームを組んだ聖パウロ高組。前衛に松井さん、後衛に岩上さんの「いつもの」布陣で臨み、相手の後衛を左右に揺さぶり、前衛に攻撃を集中させる作戦で、相手ペアのミスを誘い勝利を呼び込んだ。「何度か対戦したことがあったので、”やりやすかった”。本当に優勝できるとは思っていなかったけど」と岩上さんが話せば、松井さんは「楽しかった。優勝はびっくり」と笑顔を見せる。
コンビを組んで3カ月
2人は大会3カ月前にコンビを組んだ急造ペア。ただ、練習時のほか、普段の学校生活も共に過ごし、チームワークを磨いていったという。「いつも一緒だったね」と2人。10月に行われる都大会が2人の高校生活最後の戦いとなるが、「1ゲームも取られず優勝したい」と、一度も負けないまま卒業したいと声をそろえる。
同センターの平澤晶子センター長は「互いに負けず嫌いで良いライバル関係を築いている。感謝の気持ちを忘れずに今後も頑張ってもらいたい」と話している。
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