来年1月2・3日に行われる箱根駅伝の予選会まで10日を切った。そのレースで雪辱を期するのが、昨年の大会で本戦への連続出場が87で途切れた中央大学(東中野)。その復活を願う人のなかに同大学出身で現在、陸上競技部OB会の会長を務める岩崎修さん(66)がいる。
中大在籍時に、4年連続で箱根駅伝に出場。「憧れていた大会に1年生の時から走れた思い出は財産になっている。困難が立ちはだかっても『頑張れる』という意識が培われたよ」。大学卒業後は競技から離れ、一般企業に就職。TV観戦などを通して母校を応援し続け、5年前からは合宿やレースにも顔を出すようになった。「去年の敗戦後の喪失感は大きかったね。会長として、全国のOBに申し訳ない思いでいっぱいだった」と岩崎さん。
ただ、今年のチームには手ごたえを感じているという。夏合宿に激励に訪れた際、学生たちに一体感が見られたのだという。「現在のチームには強い1、2年生が多い」と、今年を乗り切れば、来年以降は予選会にまわるチームではなくなるのでは、と古豪復活の可能性を見出している。
10月14日(土)の予選会では、30人を超えるOBと共に応援に向かう予定だという。「レース後半の選手が苦しいところで応援するつもり。なんとしても通過してもらいたい」。優しい目で岩崎さんはそう語った。
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