「おはようございます」「いってらっしゃい」――。JR、京王八王子駅周辺でほぼ毎朝、通行人とあいさつを交わしながらボランティアで清掃活動に取り組む企業がある。市内を中心に不動産業にあたるエイトホーム(明神町)だ。「毎朝、挨拶する顔見知りの方ができました。『ご苦労様』と声をかけて頂くと、きょうも頑張ろうという気持ちになります」と同社の北川恭至さんは笑顔になる。
2012年から
活動は、同社会長(当時は社長)の白柳雅文さんが社会貢献は気持ちさえあればできる、ということを社員に伝えたいと考えたことをきっかけに、2012年にスタート。以来、同社のルーティーンとして、個々に清掃エリアを設定しながらそれぞれが営業開始前に実施してきた。「ボランティアを行う上ではみんな平等。だからこそ、周囲に信頼されるには責任感をもって行動する必要がある。そのことを、活動を通して知ってもらいたいと思っています」と取り組みの意図を白柳さんは話す。北川さんは「自分が掃除する道はゴミが1つも落ちていないようにしようと、細かいところまで見る習慣が身につき、何事にも『気づける』ようになったと思います」とその効果を話している。
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