八王子版 掲載号:2018年3月8日号
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川町在住の柴さん 「我慢できるかが鍵」 パラアイスホッケー出場

スポーツ

プレー中の柴さん。「破壊王」と呼ばれる当たりの強さが持ち味だ【写真提供:小金澤周平/公益財団法人苫小牧市体育協会】
プレー中の柴さん。「破壊王」と呼ばれる当たりの強さが持ち味だ【写真提供:小金澤周平/公益財団法人苫小牧市体育協会】
 あす3月9日(金)から始まる平昌冬季パラリンピックに、川町在住の柴大明(たいめい)さん(46)がパラアイスホッケー男子日本代表として出場する。下肢に障害がある選手たちが激しくぶつかり合う「氷上の格闘技」ともいわれる競技で、柴さんは最前線で敵陣を崩すFWとして活躍を目指す。

 初戦は10日(土)の韓国戦。「参加する8チームはみな格上。変な欲を出さず、守りを徹底していけばチャンスはある。どれだけ我慢できるかが、結果を左右する」と柴さん。自身は敵陣に突っ込み、相手にプレッシャーを与えて、ミスを誘うことが役割と話す。その当たりの強さから、ついたあだ名が「破壊王」。柴さんが乗るスレッジと呼ばれるソリは、その当たりの強さからこの半年間で5度も壊れてしまったという。「相手の嫌がるプレーをしたい。ぶつかり合いで過去3人失神させたこともあるよ」

「すげーっ、これだ」

 02年のソルトレークシティ、06年のトリノで行われたパラ以来、12年ぶり3度目の出場となる柴さんがこの競技に出会ったのは23年前。事故で両足を失い、1年間のリハビリを経て始めた車椅子の、テニスや陸上競技を経験した後だ。「自分の力を試すために、とにかくなんでもやりたかったんです」と柴さん。知人の紹介で向かったリンクで見た激しくぶつかり合う選手たちの迫力に「すげーっ、これだ」と。以来、大手自動車会社で設計などの仕事に就きながら、ホッケー選手として活動してきた。障害者だからと甘えず、しっかりと仕事と競技を両立させている選手が多いことも、この競技を選ぶ理由になったという。

 大会には妻の恵子さん(43)と娘の里帆さん(19)が観戦に来てくれる。障害者扱いせず、「自分のことは自分で」と”厳しい一面”をみせる恵子さんと、「一緒に買物などに行くのが楽しみ」という里帆さんに支え続けてきてくれたことへの感謝の気持ちをプレーで表したいと考えている。「とにかく我慢し続ける。期待しないで見ていてほしい」

里帆さんのことを話し、つい笑顔になる
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