八王子版 掲載号:2018年3月22日号 エリアトップへ

ピアニストで、4月にいちょうホールで公演を開く 永野 光太郎さん 暁町在住 29歳

掲載号:2018年3月22日号

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酔わせる演奏 器用さも魅力

 〇…大きな瞳にくりくりの髪型。低いトーンのやさしい声と豪快な笑顔が印象的。オーストラリアの国際ショパンコンクールで優勝した輝かしい実績を持つ。実はピアノだけでなく「ピアノの前身」と言われるチェンバロも弾く。またチェンバロは弾くだけでなく、楽器自体を作ることもする。さらにそのチェンバロのボディには油絵も描く。「驚くほど器用だね」と関係者はその魅力を話す。

 〇…両親が作曲家で3歳からピアノを始めた。コンクールへ出るようになったのは中学生の頃から。それまで難しい曲に挑戦することはあまりなく、曲の成り立ちやその歴史背景などを想像し、演奏することに喜びを覚えていた。都立芸術高校ピアノ科を卒業。「東洋人初のショパンコンクール優勝者」ダン・タイ・ソン氏らに師事した。演奏する際心がけているのは「作曲家、楽曲、演奏者そして観客の4つの要素のバランス」。「なかなか考えてできることでもないですが」と苦笑い。

 〇…バロック絵画が好きで、油絵の製作は中学の時から。演奏と重なる部分があるという。「油絵はまず大枠でざっくりと描いてからだんだんと仕上げていく。ピアノもそう。日本では小節ごとに学んでいくことが多いですが、西洋では油絵のようにまず全体を弾き、徐々に細かく覚えていくんです」。考古学にも興味があり、幼い頃は一人で公園の石を砕いたりじっと観察したりすることがあった。

 〇…楽譜を求め古書店に通っていた。「よかったらぜひ」。クラシック好きの店主に公演の案内を手渡した。「すごかった。ワンフレーズ聴いただけで違うと思いました。人を酔わせるような演奏」。店主は6年前の興奮をそう表現する。年に50回ほど演奏する機会があり、例年合計3カ月は海外に招かれる。「どの公演も毎回必ずうまくいかなければならない」。意識の高さが技術に磨きをかける。来月には恒例の地元公演を控える。

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