東京八王子高尾ライオンズクラブ(増田克哉会長)が毎年4月に行っている「お花見例会」は「宴会場で桜を楽しむ」という特別な機会。今年も4月3日、京王プラザホテル八王子を会場に約30人の会員を集めて行われた。
お花見の立役者が会員の篠崎寛治さん(86)。元染色業経営の篠崎さんは毎年、この例会のタイミングに合わせて満開にしたソメイヨシノを自宅の敷地から持ってくる。クラブ内では「花咲か爺さん」として親しまれている。
「例年より開花が1週間ほど早くて、難しかった。早く咲かせるには、狭い部屋で暖房を炊けばいいから楽なんだけどね」と、少し葉が出始めた桜を気にする。今年は「若い木よりも咲くのが遅い」50年以上の老木から枝を選びクラブ会員と一緒に伐採。その後、氷水に漬けて開花を遅らせた。篠崎さんは子どもや孫が生まれた記念に木を植えるようにしており、今回の桜は次男が生まれた記念に植えたもの。
7〜8年前に初めて披露したときに大いに盛り上がってから恒例に。今年は八王子芸者による演舞も行われた。「みんなが喜んで春を迎えてもらえるから、続けられる限りやりたいね」
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