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和紙ちぎり絵 40年の20作 21〜30日尾高さん 村内で初個展

文化

掲載号:2018年6月21日号

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制作の様子。和紙をちぎり、毛羽でグラデーションを表現する
制作の様子。和紙をちぎり、毛羽でグラデーションを表現する

 和紙ちぎり絵作家、尾高千世さん(立川市在住)による個展「40年の軌跡」が6月21日(木)から30日(土)まで、家具店村内ファニチャーアクセス(左入町)内のサロン樫の木で行われる。午前10時30分から午後5時。初日は1時から、最終日は4時まで。

綺麗な毛羽

 10〜30号の作品21点を披露する。「一生分です」。40年間の活動の集大成という。尾高さんは描きたいものしか描かない主義で、その作品は3人のこども、4人の孫など、すべて家族をテーマとしたものだ。

 作品の制作はこのように行う。まず鉛筆でスケッチブックにイメージを描く。それをトレーシングペーパーを用い、キャンパスに写す。そして一枚一枚和紙をちぎり貼っていく。「表を上にして斜めにはぐる(めくる)と毛羽(けば)が綺麗に出て、グラデーションがかかるんです」。作品は一見、水彩画のようにも思える。しかし近づいて見ると、毛羽の質感をいかした独特の繊細な表現とわかる。

 使用する和紙は100色ほど。「絵具みたいに途中、濃くしたり薄くしたりできないので」。頭の中にあるイメージを事前に和紙(にある色)に置き換える。この配色、コーディネートといった構想の段階に多くの時間を費やす。1つの作品の完成に2、3カ月がかかる。

「絵画のひとつの手法に」

 母に倣って30代の頃からちぎり絵を始めた。母はテレビで見た中野はるさん(故人)の作品に心を打たれ直接手紙を書き、中野さんの教室に入った。

 中野さんは「和紙ちぎり絵」の手法を生み出した作家。中野さんの息子が教材の販売や講師の育成などをする「(株)しゅんこう」を立ち上げ、現在和紙ちぎり絵の普及に努めている。

 尾高さんはしゅんこうの認定講師で、公益財団法人日本和紙ちぎり絵協会(神戸市)の評議員でもある。なお協会による公募展には毎回のように皇室の来場があり、協会の作品は首相官邸にも飾られているという。

市内で講師も

 尾高さんは30年以上、市内、立川で教室を開いている。そごう(現セレオ八王子)にあった手づくりショップに20年近く出品を続けていたこともある。今回、縁があって初の個展を市内で開催することになった。「ちぎり絵に対する考え方が変わると思います。ぜひ多くの方に観に来ていただきたいです」と来場を呼び掛ける。昨年絵画展で入賞したことで「手工芸の趣味と思われる方が多いと思います。油絵、水彩画などと並んで絵画のひとつの手法として和紙ちぎり絵が認知されていければ」とその浸透に期待する。

 サロン樫の木についての問い合わせは同店代表【電話】042・691・1211から担当の源原さんを呼び出す。

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