人工知能の発達により、自動運転車の開発が進んでいるようだ。将来、タクシードライバーの仕事が「自動運転車」に置き換わることはあるのか――。創業77年の歴史をもつ、八王子交通事業株式会社・本社営業所(台町)の内田憲法所長=写真=に聞いた。
――置き換わることは
「八王子など、比較的長い距離の運行を希望されるお客さんが多く、起伏のある土地柄の場所では、安全性の面などから、まだまだ人の力は欠かせないと考えています」
――そんな中、これからのタクシードライバーに求められることは
「よりお客さんへの心配りをもつ、ことが求められるのではないでしょうか。この仕事は単に移動手段としてではなく、タクシーに乗ることでお客さんに”リラックスして頂く”仕事でもあるからです」
「一方でドライバーは”街の監視役”としての役割もあります。ひったくり現場を目撃し犯人逮捕に協力したことが当社でもありますし、タクシーの室内に振り込め詐欺の注意喚起を行うボードを掲げ犯罪抑止を呼びかける使命も背負っていると考えています」
――今後、御社はどのような会社を目指しているのでしょうか
「高齢のため、バスにも乗れないお年寄りが増えています。また、安全のため、子どもたちの塾への送迎も。そんな”弱者”の味方で有り続けたいと思います」
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