八王子版 掲載号:2018年9月13日号
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秋の訪れ告げる

文化

阿波踊りの様子。商店街の仲通りで流し踊りを行った
阿波踊りの様子。商店街の仲通りで流し踊りを行った
 阿波踊りとよさこいが通りを埋め尽くす「踊れ西八夏まつり」が9月1日と2日、西八王子駅北口周辺で行われた。このまつりを「八王子の夏の最後のイベント」と感じている人も多いという。2日間で約4万7000人の来場があった。

8回目の「思い」

 「日本で一番いいクラスのわかめだよ」。まつり会場に設置された被災地物産展から元気な声が響いた。東日本大震災のあった2011年からほぼ毎年、奥さんと一緒に物産展の店先に立つ堀籠征(ほりごめまさし)さん(埼玉県在住)だ。震災発生以来、関東一円のイベントやデパートの催事で岩手物産展を開催している。西八は今年で8回目という。

 当時、堀籠さんの勤める岩手県の水産加工会社は津波で甚大な被害を受けた。工場が稼働しない中、堀籠さんは岩手の特産品をかき集めて各地で物産展を開いた。

 「今は一番売れていた頃の3分の1以下。震災のことは忘れられてきている」。しかし、「いつまでも善意に頼った『お涙頂戴』的な商売ではなく、しっかり岩手の味を知ってもらうことが大切。西八でも『おいしい』と言って毎年買いに来てくれるお客さんもいる。助けてもらうんじゃなくて、味の良さをわかってほしい」と元気に話す。西八夏まつりの印象は「安定して売れるけど、必ず雨が降るからね」と冗談交じりに話す。さらに「自然には敵わないね(笑)」と明るく締めくくった。

特産品のわかめを持つ堀籠さん夫妻
特産品のわかめを持つ堀籠さん夫妻

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