11月18日に横山町公園で行われる「アニソンバトル」を主催する 吾妻 優さん 下恩方町在住 35歳
音楽の地産地消を目指す
○…「アニメソングは共通の話題でも盛り上がれる魅力がある」。自身はポップスをメインとしたシンガーソングライターだが、アニメソングは音楽の1ジャンルとしてとらえている。「歌詞に中身が詰まっている作品が多い」。アニメがCMで成り立つように、イベントにもスポンサーをつけた。賞品を提供することで、地元の店や会社を知ってもらう工夫だ。
○…下恩方町出身。2歳から音楽に親しみ、高校時代には都大会で入賞する強豪の合唱部に所属。名門合唱団のあった旧都立大に進学したものの合唱団は解散。自ら合唱団を立ち上げて精力的に活動した。1年のときに結婚・出産を経験した。一度は音楽から離れたが、歌への情熱は消えなかった。24歳のときにネットで配信するようになり、やがてステージでも歌うように。これまで自主プレスとインディーズでCDを5枚出している。
○…開局時から八王子FMで放送される番組のパーソナリティを務める。「いいお店や企業を伝えることで、地域が活性化すれば」。同様に音楽でも「地元のバンドがファンに支えられ、それで食べていけるような形でもいいのでは」と考える。ラジオを通じて「音楽の地産地消」という価値観も届けたいと願う。
○…仕事では、整体院で施術を学び、3年前に独立。明神町に店を構える。店を訪れた人に見てもらえるように、「地元の作家さん」によるハンドメイドアクセサリーなども置く。一方、現在でもライブハウスで歌うなど、音楽はライフワークだ。「結婚や子育て、仕事で夢をあきらめるケースはよくある。でも一生続けていってもいいはず」。曲作りのペースも決して早くはないものの「一生かけて100年残る音楽が作れれば」。長いスパンで夢を追いかける。
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