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高月地区 酒蔵と農業でまちづくりを
八王子の酒「高尾の天狗」
八王子の酒「高尾の天狗」を軸にしたまちづくりを進めるNPO法人はちぷろは、3月23日に京王プラザホテル八王子で恒例の「新酒を楽しむ会」を開いた。その中で今回の「目玉」として、市北部の高月地区で酒蔵を中心とした農業まちづくり基本構想案の発表があった。
新酒会で「計画案」発表
高尾の天狗は八王子産の米を使い、長野県の酒蔵で醸造する「八王子の酒」。「新酒を楽しむ会」は例年この時期開催されており、関係者らを招き「できたばかりのお酒」を披露するもの。当日はホテル会場いっぱいにおよそ250人が集まった。
会の中で西仲鎌司(けんじ)代表理事が今年度の活動について説明した。「契約農家の方が2軒から5軒になった。米の質が上がり雑味が少なくきれいな酒ができた」とし「今回は8千本を出荷し来季は初年度の10倍となる1万本を計画。これまで市内のみだったが東京五輪パラを見据え一部市外でも販売する」と話した。また「酒蔵づくりは何としても実現したい」と力を込めた。
2021年めざす
酒蔵は高月町に2021年の新設をめざしている。その計画は現在、行政をまきこんだ「まちづくり」へ話が発展している。
「日本中どこでもそうだが、高月でも次世代への(田園風景の)継承が課題。酒蔵を中心にまちづくりを展開していきたい。酒蔵はまちづくりの拠点」。会の終盤、この「高月町農業まちづくりと酒づくり」プロジェクトを担当する環境デザイナーの三島由樹さん((株)フォルク)と鶴田隆一(たかいち)代表理事が檀上にあがった。
具体的には酒蔵を中心に農業レストラン、交流施設、マルシェ、体験スペースなどの併設を考えている。「世界のどこにもない酒蔵と田園のまちにしたい」と2人は夢を語った。西仲さんは「まだスタート地点。しっかり地に足をつけ夢にむかってまい進したい」と意気込む。なお5月中旬には八王子の特産品パッションフルーツを使い八王子商工会議所と開発したサワーの販売も予定している。
同法人は活動に賛同する会員を募集中。詳細は下記の連絡先へ。■NPO法人はちぷろ【電話】042・646・4500
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