小田急不動産株式会社(渋谷区)は現在、鑓水地区に総開発面積が5万平方メートルを超える大規模分譲地の開発を進めている。
周辺には、大型の、商業施設や物流拠点も建設される予定で「鑓水地区の新たな街づくりを進めていきたい」と同社はしている。
シェアし合う街に
同社の計画によると、開発地に建てられる新築分譲住宅地(「リーフィア南大沢ガーデンズ」)は1戸3〜4LDK(敷地面積は171・59〜208・47平方メートル)の全185区画からなるもので、6月中旬から販売を開始し、今後4、5年をかけて開発を進めていく方針だという。
担当する同社の加藤浩二さんは1戸あたりの面積を広くすることで、ゆったりとした生活が送れるようにしました、と話す一方で「住宅地には集会所を設置し、そこには防災備蓄のほか、雑誌を置いたり、ワイファイ環境を整えるなど、住民同士がシェアし合う暮らしができる街にしていくつもりです」とする。
子育て世帯の増加 期待
この開発によって期待されるのが、子育て世帯の増加だ。
鑓水地域は市内でも比較的、若年層が多く住む地域の一つでもあるが、同地域に住む70代の男性は「子育て世帯が増えるのは鑓水の活性化につながると思う。歓迎したい」と話す。
そんななか、加藤さんが同分譲住宅地の販売で売りにするのが、「家族と共にゆったりとした生活ができる」点だという。庭で趣味に没頭できる生活や、インフラが整っていることなどを前面に出し、子育て世帯を呼び込んでいきたい、と力を込める。
「近隣の南大沢や多摩境などでも同じような街づくりを進めてきた実績が当社にはあります。これまでの経験を生かしていきたいと思います」
課題はソフト面
そして、「街が生まれた」後の課題に挙げるのがソフト面。
いかに住民間に交流を生んでいくのか、検討を始めているところなのだという。「交流が生まれコミュニティが誕生すれば、将来、住民の高齢化を迎えても互いに助け合う街になると考えています」と加藤さん。「いかにこの街の魅力を伝えていくのか、大変ですが、街が生まれていく様子を見守っていけるのは、私個人としても楽しみです」
同分譲地に関する問い合わせは同社【フリーダイヤル】0120・093・185へ
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