「いただいた文面を見てびっくり。弊社のおせち重箱を加工し、美術館に展示するとのことでした」。東浅川町のケータリング業「(株)きらら亭」の尾崎泉社長は8月、東村山市在住のちりめん細工作家・浮田由紀江さんから作品展開催の手紙をもらい驚いた。
浮田さんは11年前、知人の紹介で同社の「おせち料理」を注文した。「その箱を見たとき、喜びました。上蓋が枠から4mm下がっている。このような箱は他にありません」(浮田さん)。下がっていることでちりめんを貼ったものを埋め込むことができるのだという。
青梅市の美術館に
以来毎年注文を続け、貯めた箱を使って丸1年かけて12作品を作り上げた。作品は青梅市の櫛かんざし美術館に展示(12月1日(日)まで)。浮田さんはこの夏、尾崎社長に開催の案内とお礼の手紙を出した。
展示について浮田さんは「ちりめん古布の染め・織り・柄を生かしできた人形、花、そして飾り箱などの作品と、ちりめんの美しさを楽しんでください」と呼びかける。なお、浮田さんの手紙は同社HPおせち料理紹介の中で見ることができる。
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