「反対」7年経過
川町の分譲団地「グリーンタウン高尾」住民らが川町谷戸の森へのスポーツ施設建設に反対して7年が過ぎた。
建設を計画する業者らとの対話が進まないなか、未だ解決への道が見えないのが現状だ。活動への理解を求める、署名運動や街頭演説。川町の自然の魅力を再確認、情報として示すために野鳥や植物の観察会も行ってきた。
「相手としっかり話すことができないことが一番つらいですね。だから前が見えないんです」と活動のため住民らが結成した「川町の環境を守る会」の木内恵一さんは話す。
良かったことも
ただ、活動を通して良かったこともあったのだという。以前から「仲の良かった」地域住民らがより団結するようになったのだと。
そして、川町の自然の尊さをより実感することになったとも。「森の近くでは、鳥のさえずりや川が流れる心地良い音が聞こえるんです。活動を通してこの自然を失いたくないと実感するようになりました」
活動を知ってもらいたい
今回の計画は、スポーツ施設を建設し運営を続けていくことのできる根拠があまりにも不足しているのだという。東京ドーム3個分となる15万平方メートルにも及ぶ計画。上手くいかず自然だけ壊される――ことだけは避けたいと考えているのだと。
「多くの方に活動を知ってもらいたいと思います。川町という地域があることも。静かな街をみんなで守っていきたい」。住民みんなの思いをそう木内さんが代弁している。
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