14日に開催するイベント「ならはらマルシェ」の実行委員のひとり 高縄 慶子さん 楢原町在住 50歳
みんなを、この町を元気に
○…「地域のお店に元気がないな」。新型コロナの影響で多くの店舗が落ち込んでいる状況に心を痛めていた。一方、この春、市内で開催された「マルシェ」に足を運ぶとそこには来場者、店主とも笑顔で話す、明るい光景があり驚いた。「この雰囲気を楢原でもできないか」。商工会議所に相談しイベント開催のノウハウを知る。地元の有志に声をかけ会場となる場所を提供してもらった。「みんなを元気づけられる１日に」
○…武蔵野市の出身。高校卒業後、大手化粧品メーカーの美容部員に。配属先の広尾の店舗では多くの著名人のメイクも担当したそう。その後、エステティシャンとして活躍する中で、「外見の美しさは、健康な身体や癒された心などの内面から生まれるもの」と考えるように。現在経営する５つのスパサロンはその思考に基づいたもので、多くのファンを持つ。
○…窓拭きを頼まれて窓の大部分にクリーナーを塗ってしまったり、必要以上に給油をしてしまったり、あるいは温めたコンビニ弁当を渡す相手を忘れてしまったり…。学生時代のバイトには思い出がいっぱいだ。「自分の周りにはいい人しかいない」とこれまでを振り返り感謝する。また「世間に育ててもらった。こういう生き方もある」と若い人に伝えてもいきたいそうだ。
○…美容業界を歩み30年。化粧品の開発や技術者の養成にも力をいれる。ここ数年で思うのは「美しさとは調和すること」。無理に若者ぶることなく素直に老いを受け入れ、今の体に合った生活を送る。最近は毎朝、庭に咲く花々を見るのが楽しみという。この先の展望は、東京の大自然の中でのスパサロンの展開。積極的な姿勢と陽気な性格が夢を形にしていく。
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