NPO法人八王子国際協会(伊藤涼子理事長)による、市内にゆかりのある世界各国の出身者をゲストスピーカーに招いた市民交流会「世界の人とふれあいタイム」の100回記念誌が今春、発行された。2004年に始まり、コロナ禍を乗り越え昨秋に節目を迎えた企画。先月までに102回を重ねている。
64の国・地域と交流
この取り組みは「世界の人とふれあいタイム委員会」(生山龍哉委員長=人物風土記で紹介)が企画。これまでアジア26カ国やヨーロッパ13カ国をはじめ、南北アメリカやアフリカなどの出身者を迎え、合計64カ所の国や地域をテーマに開催してきた。毎回、ゲストスピーカーには故郷の文化や歴史、日常生活、趣味などについて日本語で語ってもらい、質疑応答で交流を深めるのが特徴だ。
「食べ物やファッションなど、ガイドブックには載っていない情報に触れられるのが魅力の一つ」と同協会。生山委員長は「講演者と参加者とのコミュニケーションを通じて、お互いにより良い関係となれるような新たなビジネスモデルができれば」と展望を示し、今後の活動への支援を呼びかける。
八王子市市民活動推進部の担当者は、「この講演会が、今後も世界と八王子、そして市民と国際協会をつなぐ太くしっかりした柱であり続けることを期待する」と記念誌にメッセージを寄せる。記念誌はA4判で、同協会の公式サイトからも閲覧できる。
ウクライナ支援も
同協会は先月24日、八王子エルシィ駐車場での八王子マルシェで、ウクライナ人道支援の募金活動を実施。寄せられた5万10円は、市の「ウクライナ人道危機救援金」募金に加算される。
25日には、市が外国人市民の相談窓口として設置する「八王子市在住外国人サポートデスク」で、ウクライナ避難民相談窓口を開設。運営する同協会(八王子スクエアビル11階/【電話】042・642・7091)が月曜から土曜の午前10時から午後5時、対面と電話、メールで対応している。
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