八王子市は4月20日、市長記者会見を市役所で開催した。
コロナ感染状況
市内1日の感染者数は4月17日現在で55人。石森孝志市長は「感染者数の推移は下げ止まりが続いている」と説明した。一方、従来のオミクロン株より感染力の高いBA・2(ステルスオミクロン)やオミクロンから派生したXEの感染が確認されていることに触れ、「第7波への十分な警戒が必要」と注意を呼びかけた。
また、市内3回目接種率は65歳以上が8割を超えているのに対し、20代、30代は3割程度にとどまっている。石森市長は「外出や人との交流機会が増えている。平日夜間接種などを利用し、追加接種への協力をお願いしたい」と話した。
待機児童12人
4月1日現在、2022年の市内待機児数は、昨年より7人減り12人だった。石森市長は「施設の定員数は確保できているが、地域や児童の年齢により発生している」と説明し、「地域ごとの保育ニーズを見極め、老朽化した保育施設の改修に合わせた定員構成の見直しを図り、待機児童ゼロを目指す」とした。
桑都物語 紙芝居で
都内唯一の日本遺産に認定された「霊気満山 高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都物語〜」を子どもたちに知ってもらおうと、日本遺産「桑都物語」推進協議会は、紙芝居「空とぶはっぱときぬのようせい」を制作した。内容は八王子市へ転入してきた兄妹が蚕の姿をした絹の妖精「シルク」と出会い、八王子の織物や高尾山について学んでいくもの。市職員が脚本、絵を担当した。
紙芝居は市内保育園、幼稚園、小学校、学童保育所などに配布される。石森市長は「読み聞かせなどに活用してもらい、まちへの愛着を深めてもらえれば」と期待を寄せた。紙芝居は動画配信サイトのユーチューブでも見ることができる。
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