市立上川口小学校(市川利幸校長)による稲作体験学習の一環で、田植え体験が6月3日、上川の里特別緑地保全地区(上川町)で行われた。
同校で総合学習の授業として10年以上続いており、この場所では6年目。この地の保全活動等を行うNPO法人街づくり上川(高野誠三理事長)が毎年支援し、昨年度からは八王子市と業務委託契約を結んでいる。
今年度は3年生から6年生の全児童31人が参加。児童たちは靴下で田んぼに入り、NPOの稲作担当・浅賀敏夫さんらの指導のもと、横一列に並んで苗を植えていった。児童が植えた田んぼ3枚分に加え、NPO会員らが3枚分を植え、水や草取りなど年間を通じて管理を担う。秋には稲刈りや稲架(はさ)掛け、脱穀、精米を行い、学校給食で食べる予定だ。
石井施凪(せな)さん(6年)は「けっこう上手に植えられた。たくさん収穫しておいしく食べたい」、上島彩笑(さえみ)さん(6年)は「足の変な感触にも慣れた。お米が楽しくいっぱいとれたらいいな」とそれぞれ感想を話した。
「作ったものを自分で食べる貴重な機会。食育にもつながる」と高野理事長。市川校長は「楽しいとおいしいが一緒にできる。これからも地元と一緒に続けていけたら」と思いを語った。
NPO主催でジャガイモ掘り
6月19日(日)には、街づくり上川主催の収穫体験イベント「ジャガイモ掘り」が上川農村環境改善センター前の畑で開催される。市内在住者と家族が対象で、軍手やシャベル等は持参する。参加費1500円を当日徴収。午後1時から3時、雨天時は今月26日(日)に変更。定員30人程度で10日(金)締切。申込み、問合せはNPO事務所【電話】090・7419・2786。
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