能登半島地震の被災地支援のために派遣された八王子市職員・平郡研さん(32/水循環部)が10月4日、本庁舎で初宿和夫市長へ報告会を行った。
平郡さんは今年5月1日から9月30日までの5カ月間、石川県穴水町に宿泊し、同町の上下水道課で業務を行った。同じく派遣された神戸市や尼崎市からの職員らと共に、下水道の災害復旧工事のための災害調査や査定対応、工事発注業務に携わった。
穴水町は下水道管が約39Kmあり、その内約6割に当たる約23Kmが被災。比較的新しい管が多かったため、破損より液状化による勾配の狂いが多かったという。
初宿市長は報告を聞きながら「応急復旧と日常への復旧の違いを感じたか」「八王子市で発生した場合はどのようなことが想定されるか」など、平郡さんに質問しながら熱心に耳を傾けていた。
八王子市の下水道管は約2000Km以上で古い管が多いとされるため、平郡さんは「(被災した場合)大きな被害と復旧までに時間を要すると思う。管の強度を上げる更生工事を進めることが大切」と話した。
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