約300種の動物を飼育している多摩動物公園(日野市)で先月、50年ぶりにインドサイが生まれた。母親のゴポン(24歳)が出産したもので、9月3日の午後1時20分に誕生。性別は不明といい、同園でインドサイが生まれたのは1973年12月に誕生したサイ太郎以来という。
一般公開も検討中
父親はビクラム(推定23歳)。ゴポンは2020年に金沢動物園から多摩動物公園に移っており、金沢で07年、09年、14年に出産経験がある。
順調な出産で、数時間後には授乳する様子が確認されている。同園によると9月5日時点で、母子ともに元気に過ごしているといい、当面は落ち着いて過ごせるように室内で飼育する方針という。一般公開日は決まり次第、同園の公式サイトで発表予定。なお公式サイトでは、出産の様子を動画で確認することができる。インドサイの国内飼育状況は昨年12月時点で4園、7頭(オス4頭、メス3頭)という。
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