紅葉色づく由木地区の公道を、中学生ランナーが駆け抜ける--。「第76回八王子市中学校駅伝競走大会」兼「第40回八王子市中学校女子駅伝競走大会」が、11月3日(日)に上柚木公園陸上競技場をスタート・ゴール地点に開催される。周辺環境の変化に伴い、今回から周回コースではなくほぼ直線を往復するコースの見直しが行われている。
1948年から続く伝統行事で、市立中学校長会、市中学校体育連盟、市立中学校PTA連合会が主催。当初は富士森公園陸上競技場周辺で行われていたが、街の発展に伴い2000年頃から由木地区に会場を移した。周辺の道路を通行止めにして、白バイの先導で中学生が公道を走る駅伝大会は全国でも珍しい。地元警察や交通安全協会も協力し、体育連盟やPTAが監察員としてランナーを見守るのも特徴。
交通規制を削減
新たなコースは陸上競技場から鑓水中学校までの往復。コースの見直しは由木地区に会場が移ってから初めて。交通規制も行うため、主催団体ではコース周辺の家庭にチラシを配布して周知を図る。中P連駅伝担当の藤本彩乃さんは「コース変更によりスーパーやバス停などの利用者の多い場所を交通規制区域から除外することができた。皆様のご理解とご協力のおかげで、子どもたちも安心して思い切り競い合える。近隣の皆様にはご迷惑をおかけしますが、温かく見守っていただければ」と話している。今回は市内の中学校から男子32校、女子28校が出場予定。交通規制は午前9時から正午まで。
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