10月31日(土)に開催される「ファミリーフェスinはちおうじみんなのキャンバス」の実行委員長をつとめる 西室 真希さん 北野町在住 33歳
広げて 子育ての選択肢
〇…3歳、4歳の男児の子育てをしながらカフェを運営。嫁ぎ先である老舗呉服店の手伝いもする。カフェではあえて和装となり、若い世代へ「日本文化の発信」もする。昨年からはママ友らと家族向けのイベントを主催している。「情報を色々取り入れることで、子どもが伸びて育つための選択肢が広がる。それを探すのは親の役割」。当日は八王子駅周辺5会場に「おんぶ育児」「手染めこどもふく」「シュタイナー」など50近くのブースが登場。子育ての「発見の場」となる。
〇…実家は寺院。弟が副住職を務める。夫は幼馴染。学年は違うが幼小中高とずっと同じ。友人の兄であり「お兄ちゃん的な存在」で、妹を2人持つ彼は「(3人目の)妹みたい」に可愛がってくれたそう。しかしある時、全く会わない時期が訪れる。「好きなのかも…」。出会って10年ほど、会えなくなって初めて恋愛感情に気が付いた。「結婚式の生い立ちVTRは一緒に映っているものばかりでした」
〇…カフェ、手伝い、家事…多忙な暮らしは子どもに影響を及ぼした。昨年長男が突然、言葉が詰まるようになってしまった。「自分のせいだ」。そんな時、彼が動物好きであることを知る義理の妹がホースセラピーを紹介してくれた。「牧場に1晩泊まれたことが長男にとって良かった。世話をして『自分はお馬さんの頼りにされている』と感じたよう」。症状はなくなった。彼女の助言に救われた。この経験は周囲とつながることの大切さを改めて教えてくれた。
〇…「みんなでつながっちゃおうよ」。そんな思いで昨年、イベントを企画した。ファミリーフェスとしているが、当初の案はママフェス。「やっていくうちに自分たちだけでじゃできない。パパがいないと、家族がいないと無理と思った。子育ては家族一丸で」。フェスタイトルの「キャンバス」を「人生」に例える。出会いや発見こそがキャンバスを彩り豊かにしていく。
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