児童養護施設の運営や母子生活支援など、70年以上にわたって子育てに関わってきた館町にある社会福祉法人「同胞援護婦人連盟」の加古明子理事長=写真=に、子育てについて聞いた。
――加古さんの考える子育てとは?
「私は子育てとは呼ばずに、子育ちと言っているんです。子どもは自ら育つものだから。見守る大人に大切にしてもらいたいのが、子どもと面と向かって対話をすること。子どもが満足するまでしっかりお話をしてもらいたいですね」
――どんなことを?
「何でも良いんですよ。子どもは物事を”まだら”に理解していることが多い。だから、対話を通してそれを繋げて上げるんです。子どもとの対話は本当に楽しいものですよ。子どものなかには何が眠っているか分からない。大人も好奇心をもって会話してみて下さい」
――子育てに関して八王子市に求めることは?
「緑を残していってもらいたいですね。自然豊かな環境はゆったりとした時間をつくり、子どもの心を穏やかにしてくれます。自然を切り崩し、1つ開発を進めたら、代わりに1つの樹木を植えるなど、常に緑を意識してもらいたい。そんな街づくりを進めていってもらえればと思います」
八王子版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|