今日10月4日から9日まで開催する「八王子一坪パンまつり」の実行委員長を務める賀澤 志帆さん本町在住 30歳

掲載号:2018年10月4日号

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外から見る2つの故郷

 ○…「八王子って魅力的なお店や建物が一杯。道を1本入ると自然があったり、旧工場地帯の雰囲気があったり、コロコロと表情を変えるのが街のカラーだと思います」。だったらお店を一カ所に集めたらどうなるのか?そんな発想が出発点だった。キャッチフレーズは「日本一小規模なパンの祭典!」。昨年5月開催時の初日は3時間で用意したパン150個が完売する盛況ぶりを見せた。

 ○…福島県いわき市出身。日本工学院八王子専門学校に通うために18歳で上京。就職で一度離れたものの、再び八王子へ。多摩市の美術商で店長を務めたことも。大きな転機は東日本大震災。幸いにも実家は大きな被害がなく、親族も無事だったが、月に一度は実家に帰れるように仕事を変えた。

 ○…震災後、地元近くで古民家活用のプロジェクトにかかわるうちに、自分の中で「故郷」が大きなものになっていった。「実家は四倉と呼ばれる地域で、取り立てて何もないけれど、すごく砂浜が広い」。一人子なので両親からはそばにいてほしいと要望を受けるが、今は「外にいるからこそ分かる魅力、発信できることがあるはず」と離れた場所から見守る。

 ○…「いわき駅前とどこか似ている。すっかり第2の故郷」という八王子で昨年3月にイベントプロモーション会社を設立。今年の1月からは事務所兼のレンタルスペースを開設している。八王子のイベントに加え、地元の情報も「さりげなく」発信。「自分とつながる人がふえれば、それだけ故郷のことを知ってもらえる」。女性企業家の集いも企画し、人と人をつないでいく。あえて「よそ者」の視点で見ると、八王子の人が気づいていない魅力も見つかるようだ。「まだ掘り起こされていないワクワクが八王子には沢山埋まっているはず」

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