体験活動を通じて自然の大切さに触れ合う「緑の少年団」の中でも、先駆け的存在として1967年に八王子青年会議所(JC)によって結隊された「八王子森林パトロール隊」。今年から新隊長として指揮を執る長田信介さん(多摩養育園)は「肯定される場所を作りたい」と話す。
子どもが報告する際、全員で「いいね」と肯定する方法を今年から取り入れた。それから3カ月、すでに「積極性が出てきた」と効果が表れているという。「人前で話すのは勇気がいりますよね。それだけでも褒められるべき。認めてもらうことで、自分らしく力を発揮できる」と長田隊長。
変わる活動の意義
背景には、活動の意義が変わってきたこともある。「元々は高尾山を綺麗にしようと、半世紀前にできた団体。しかし、今では登山道でゴミを見つける方が難しい。清掃活動だけでは達成感が生まれにくい」。そこで高尾山で活動する際、登山ルートや休憩ポイントを子どもたち自身が考えることで課題を達成する喜びを与え、さらに「いいね」と認め合うことで自信を持たせることに。「次世代を担う子どもたちの可能性を広げたい」
9、10日入隊説明会
活動は基本的に月に1回。また夏期キャンプとスキー合宿がある。同隊では現在、新入隊員を募集中。対象は新小3〜新中3の市内在住の男女。費用は年間9000円(傷害保険含む)で別途隊服代など1万円ほど。キャンプとスキーは別途費用。3月9日(土)午後6時と10日(日)午前11時に説明会がある。場所は八王子東急スクエア12階の学園都市センター。前日までに名前と参加人数を知らせる。問い合わせは事務局【電話】042・623・6311 【メール】jimu@hachioji-jc.or.jp(担当・吉田さん)へ。
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