一般社団法人生活文化スポーツ推進事業協会(LCS、小泉良司代表理事)が主催する「自転車安全走行講習会」が7月18日、東落合小学校、多摩第一小学校で開催された。
「交通安全『事故0』」を目指して、多摩中央警察署の協力のもと、小・中学生とその保護者を対象に行われている同講習会は、今年で4年目を迎えた。
当日は、天候が不安定な中、午前の部の会場となった東落合小学校、午後の部の多摩第一小学校には約300人が参加。3班に分かれて、実技講習、講話・自転車の点検要領等、歩行者指導を順番に受講した。カラーコーンや一本橋を使った実技講習、シミュレーターを使った歩行者指導に、子どもたちは楽しみながらも熱心に取り組んでいた。また体育館で行われた保護者向けの事故時の賠償等の講話も、それぞれが真剣に耳を傾けていた。
同団体の小泉代表は「今回は保護者の参加も多く、関心の高さが伺えた。こうした疑似体験したものを日常に活かし、地域全体で事故0を目指していければ」と振り返った。
昨年比で事故増
多摩中央警察署によると、市内の交通人身事故は、今年1月から6月末までで157件発生。年々減少傾向にある中で、昨年同時期と比較すると増加しており、死亡事故は昨年の0に対し、今年は1件発生している。
今年6月から自転車の交通違反による罰則が厳罰化され、同署には問い合わせが相次いでいるという。また、夏休み直前には市内の全小中学校を訪問し、事故防止の啓発活動を行った。「これから夏休みで子どもたちは自転車に乗る機会が増えてくる。自転車走行時、歩行時には交通ルールを守り、大人も車の運転には十分に気を付けてほしい」と呼びかけている。
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