大型店舗、ビルが立ち並ぶ一角に、なぜかヤギの姿が―。このアンバランスな光景を見かけたことがある人も多いのでは。
このヤギたちがいるのは、ココリア多摩センター前、多摩センター中央第3駐車場の斜面。昨年から新都市センター開発(株)が環境共生型の敷地維持管理を目的とした除草実験のために放牧されている。
ヤギによる除草は、草刈り機や刈り草の集積・運搬・焼却が不用となり、化石燃料も使わずに済むことからCO2排出削減、環境にやさしい除草方法として注目を集めている手法。同社では稲城市でも実施しているほか、UR都市機構が町田市の団地の除草に取り入れている。
今年は4月20日から実施し、現在は4頭のヤギが斜面で草を食べながら、小屋で生活している。富山県の牧場から出張で来ており、この実験が終わる10月15日以降に富山へ帰る予定だという。
買い物に訪れた親子連れがヤギの姿に驚き、写真を撮っていく姿も日常の光景になっている。同社では「大きな音を出して驚かせたり、柵の中に紙くずやゴミを投げ込まない等、ご協力をお願いします」と協力を呼びかけている。
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