多摩中央公園内にある多摩市立グリーンライブセンター(GLC、落合2の35)。「みどり豊かで快適なまちづくり」をめざし、都市の緑化を推進していくための”みどりの拠点”として1990年に開設され、今年で25周年を迎える。同センターでは、9月を記念月間として、様々な体験型のイベントを企画。「ぜひ遊びにきてほしい」と呼びかけている。
緑豊かな多摩市の中で、その拠点として親しまれてきた多摩市立グリーンライブセンター。季節の花が咲く「グリーンライブガーデン」や、やわらかな光あふれる温室「ピラミッドギャラリー」、木目調の明るいホール「ライブホール」などで構成されている。これまでに緑化に関する講習会などの開催や、各植物の展示の他、「この植物の名前は?」「植物が病気になってしまったがどうしたらいいか」といった市民からの緑に関する質問、相談などに応える業務を行ってきた。
2011年4月から市単独の運営から、多摩市、恵泉女学園大学(南野)、多摩市グリーンボランティア連絡会の3者による協働で運営が行われている。市民からの相談件数は2014年度は年間で約1600件と、年々その数は増えており、市民の緑の拠り所にもなっているという。「3者協働で活動を始めて5年目。市だけで運営してきた時よりも、アイデアを含めて個々の事業では発展的なものができてきた。来る方たちは”みどりの拠点”として期待して訪れる。いろんな目的で来られるので、何のために来られたかを把握し、常にそれに応えられるような運営を心がけていきたい」と同施設の伊藤英行さんは話す。
「なくてはならない存在に」
開設25周年を迎えた今年、9月を記念月間と位置付け「木製家具のメンテナンス講座」「スロープボーダー公開ツアー」「大きな樹を巡る」「コミュニティ花壇の事例紹介講演会」など、緑に関する様々なイベントを企画し、参加者を募集している=表参照。
恵泉女学園大学の長谷川陽子さんは「施設のコンセプトは『集い、憩い、学び』。これを強化し、本当の意味でそうなるように、多摩市になくてはならない”みどりの拠点”になっていけるようにやっていきたい」と今後の抱負を語る。伊藤さんは「多摩市は緑が多く、生活の便も良い。幅広い層の方に利用してもらえるよう、緑の楽しみ方、人材も活かせるようなイベント、講座を企画していきたい」と今後に意欲を見せる。
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