多摩市は11月1日、「非核平和都市宣言記念植樹式」を多摩中央公園で行い、阿部裕行多摩市長らが広島市から寄贈された被爆2世のアオギリを植樹した。
多摩市では、2011年に「非核平和都市宣言」を行い、2度と戦争の災禍が人々を不幸にしないよう戦争の記憶を次世代へ受け継ぎ、伝えることを目的に2013年から「子ども広島派遣事業」を実施している。
今年戦後70年を迎え、爆心地の近くにあった広島逓信局の中庭で熱線と爆風に曝されながらも生き抜いた木の種から育てられた被爆2世のアオギリが寄贈されることに。そしてこの苗を平和のシンボルツリーとして、戦争の記憶を多くの人に伝え、育てていこうと多くの人が利用する多摩中央公園に植樹した。
式典には、阿部市長や多摩市被爆者の会「やまばと会」、今年広島派遣事業で現地を訪問した子どもたち7人が出席。多摩グリーンロタキッドクラブによる「アオギリのうた」の合唱も行われた。阿部市長は「被爆者の方々の思い、広島へ行った子どもたちの平和への思いがこの植樹で結ばれた。これが新たなスタート。核、戦争のない世界にしていきたい」と話していた。
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