多摩市ではこのほど、ガイドブック「知って安心認知症 多摩市認知症ケアパス」を作成し、市高齢支援課をはじめ、各地域包括支援センター、公民館等で配布を行っている。
「認知症ケアパス」は、認知症を発症した時から、普段の生活を送る中で様々な障害が出てきた際に、病気の進行状況にあわせて、いつ、どこで、どのような医療・介護サービスを受けたらいいかなどケアの流れを示したものだ。
多摩市オリジナル
東京都が昨年、認知症の早期発見・診断・対応を進めるために”自分でできる認知症の気づきチェックリスト”を掲載したパンフレット「知って安心認知症」を作成し、多摩市でも配布を行っていた。
今回の「認知症ケアパス」は、その内容に加え、地元で受けることができるサービスなど具体的な情報を盛り込んで充実させようという意向から作成。多摩市医師会の協力のもと、多摩市介護保険事業者連絡協議会、TAMA認知症介護者の会「いこいの会」などのメンバーでチームを編成し、協働で編纂。現場を知り尽くした人たちの生の声と、医療情報を盛り込んだガイドブックが出来上がった。
初期対応が大事
このガイドブックは、認知症についての知識普及啓発の他、認知症患者やその介護者に予め病気の見通しが伝わり、関わる専門職員が一緒になって今後のことを考える「相談・説明のツール」としても使用できる内容になっている。
市高齢支援課では「認知症は早期発見、初期対応が大事。本人は気づきにくいものなので、本人だけでなく周囲の方もこのガイドブックを活用し、心配があれば高齢支援課、地域包括支援センターやかかりつけ医に相談してもらえれば」と話している。
問い合わせは、市高齢支援課【電話】042・338・6846、または各地域包括支援センターへ。
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