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多摩版 公開:2016年1月1日 エリアトップへ

映画『シンドバッド』シリーズのキャラクターデザイン・総作画監督を務める 佐藤 好春さん 市内勤務 57歳

公開:2016年1月1日

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親子で語り合える名作を

 ○…1月16日に全国公開となる日本アニメーション40周年記念作品3部作の第2弾『シンドバッド 魔法のランプと動く島』。「親子で一緒に見て感動し、語り合えるように、親しみやすく、わかりやすい、動いて面白いキャラクターにしたかった」と、主人公・シンドバッドの誕生秘話を語る。「本編だけでなく、キャラクターの動き、喜怒哀楽の表情。そうした深いところまでぜひ見てもらいたいですね」と見所を語る。

 ○…幼い頃から絵を描くのが好きだった。高校生の時に『アルプスの少女ハイジ』を家族で見て、終わった後、余韻に浸っていたという。「そんな素敵な作品をつくる仕事に就きたい」。その思いがこの道を目指すきっかけだった。入社して最初に携わった作品が『赤毛のアン』。「自分が見ていた世界名作劇場に携われることに感動した」。過酷なスケジュールの中でも、共同作業でのものづくり、完成した時の達成感は、今でも忘れられない。

 ○…その後手掛けた作品は『愛少女ポリアンナ物語』『ロミオの青い空』など。同社を飛び出し、憧れだった宮崎駿監督の下で『となりのトトロ』の作画監督、『魔女の宅急便』の原画などを担当した後、同社に復帰。キャラクターづくりで大事なことは「経験」だという。公園などで子どもの仕草を学び、図書館などで本を漁って背景画の参考にする。「キャラクターは役者。表情や全体で誰が見てもわかるように描かないと。大変だけど楽しい」とアニメの魅力を語る。

 ○…時代は変わり、名作と呼ばれるアニメも沢山生まれてきた。そうした中で、児童書の世界を描き出す「世界名作劇場」への思い入れは人一倍強い。漫画や原作に頼らない作品。オリジナルの作品を世に送り出すことが目標だ。「現代の小学生が身近で見ることができて、親子で感動できる独自の作品を作っていきたい」。生粋のアニメーターの夢はまだまだ終わらない。

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