多摩市社会福祉協議会、多摩ボランティア・市民活動支援センターが主催する交流イベント「第7回ボランティアまつり〜未来へつなぐ はじめの一歩〜」が1月23日(土)、ヴィータ・コミューネ7・8階、関戸公民館等で開催される。時間は午前10時〜午後3時。
幅広い世代の人たちが、楽しみながらボランティアや市民活動、福祉にふれ、体験できる機会を提供するため、毎年開催されているこの催し。今年も、市内で活動する団体等が和太鼓や手品、影絵、ハーブ演奏、キッズダンスなどを披露する他、障害者施設の手作り品の販売や防災啓発の展示等が行われる。東日本大震災復興支援フェアとして、被災地の特産品の限定販売もあり。またバルーンアートや手話、メイク、鉄道模型の運転体験など、世代を問わず楽しめる体験コーナーなども企画されている。今年は、特別企画として、多摩中学校吹奏楽部の演奏や、「ボランティアのはじめの一歩」をテーマに、多摩、東愛宕、和田の各中学校の生徒たちのパネルディスカッションも開かれる予定(午前10時20分〜正午)。
詳細は、ボラセン【電話】042・373・6611へ。
「しゃべる」ロボットを特別展示
今回の「ボランティアまつり」で特別展示されるのがソーシャルロボット「マグボット」だ。
このロボットは、東京都市大学メディア情報学部社会メディア学科(横浜キャンパス)の小池星多准教授主宰の情報デザイン研究室が開発したもの。同研究室では、地域活性化について研究する中で、人とロボットの関係性を調べており、実際の社会、コミュニティーで人と人をつなぐツールとして開発したという。
「マグボット」の特徴は、専門家が作るロボットと異なり、マグボットの専用サイトから購入できる専門キットと、100円ショップの雑貨や、量販店で売られているケーブル等を使って安価で作ることができる簡易な構造、短時間で制作できる点にある。手持ちのパソコンやスマートフォン、タブレット端末のブラウザからしゃべらせたい言語を入力すると、誰もが簡単に操作できる。
人と人を結ぶツールに
小池准教授は、多摩市のミニバスの運行やラッピングも手掛けてきたほか、多摩市市民活動支援課主催の「わがまち講座」で講師を務めるなど縁が深い。そうした関係から、同課が進める行政、市民、地域団体、NPO、企業、大学等と連携したまちづくりへの取り組みの中で、コミュニケーション促進のきっかけづくりとして、「マグボット」を市内のイベント等でお披露目している。今後、市内の公共施設での活用も検討中だという。
小池准教授は「高齢者、障害者施設での活用も検討している。このロボットの周りに人が集まり、そして人と人が結び付くツールになれば嬉しい。サイトに作り方も載せているので、ぜひこのロボットを作ってもらい、使う人が増えてもらえれば。このロボットが媒介になって地域活性化へとつながり、コミュニティーが広がっていくことに期待している」と話している。
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