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多摩版 公開:2016年2月25日 エリアトップへ

NT再生へ「市民と一緒に」 第3回シンポジウム 活発な意見かわす

社会

公開:2016年2月25日

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再生方針の説明、トークセッションが行われた
再生方針の説明、トークセッションが行われた

 多摩市が主催する「多摩ニュータウン再生プロジェクト シンポジウム 第3回」が2月11日、パルテノン多摩で開催され、行政や団体、企業、市民の人たちが数多く集まり、それぞれに意見を交換を行った。

 1971年に初期入居が始まり、今年で45年目を迎える多摩ニュータウン。緑豊かで”住みやすいまち”という地元住民の声が挙がる一方で、入居者の高齢化や住宅、公共施設の老朽化、更新時期を迎え、今後への取り組みが大きな課題となっている。その課題への取り組みとして、市では3年前に多摩ニュータウン再生検討会議を発足し、昨年10月には「ニュータウン再生方針」が策定され、市へ提言が行われた。

 今回のシンポジウムでは、第1部でその「ニュータウン再生方針」について、多摩ニュータウン再生検討会議委員で明星大学の西浦定継教授が概要を説明。「まちが持続化する仕組みを持つ」「多摩ニュータウンにふさわしいコンパクトを選択する」という方策を示し、「駅拠点の再構築」「都営住宅の建替えとまちづくりの展開」「分譲団地の再生」「住替え循環システム」「健幸都市(スマートウェルネスシティ)の展開」「まち活性化への多彩なソフト施策」といった具体的な取り組みについて説明を行い、「次世代を担う子どもたちが幸せになれる多摩ニュータウンを築いていくことが大事。みんなで取り組んでいきましょう」とメッセージを送った。続けて、多摩市から市の方針策定に向けて今後の取り組みの進め方について説明が行われた。

企画展 5人が受賞

 第2部では、同時開催していた「2050年みらいの多摩」企画展の優秀作品の表彰式を開催。「みらいの多摩」をテーマに市内の小中学生から寄せられた971点の絵画・作文・標語の中から最優秀賞に選ばれた5人が阿部裕行多摩市長から表彰状と副賞が贈られた(表参照)。

「シティーセールスの向上を」

 第3部では、「多摩ニュータウン再生方針に込めた想いと、再生プロジェクトの推進に向けて」と題し、同検討会議委員長で首都大学東京学長の上野淳学長をコーディネーターに、西浦氏、阿部市長らでトークセッションが行われた。会場を訪れた人たちからも「多摩市のシティセールスの向上を」などの意見が挙がる中、阿部市長は「若い世代をどう呼び込んでいくか。ニュータウンの良さ、特長をどう確認して発信していくか。そうしたところを課題に、今後ニュータウン再生に向けて、市民の方々と一緒になって取り組んでいきたい」と話していた。

阿部市長から賞状等が贈られた
阿部市長から賞状等が贈られた

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