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多摩版 公開:2016年2月25日 エリアトップへ

ニュータウンの研究を進め、多摩電力合同会社の代表社員を務める 秋元 孝夫さん 市内勤務 67歳

公開:2016年2月25日

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「ニュータウンの活性化を」

 ○…東日本大震災を契機に「地産地消エネルギー」のあり方を模索しようと、市民出資で設立された多摩電力合同会社。これまでに多摩市と協働で、市内の公共施設を中心に太陽光パネルを設置するなど、代表社員としてその活動を支えてきた。「社員21人の総意で活動をしているので、これといったことはしてないですよ。市民出資の会社。つまづかないように管理するだけです」と笑顔で話す。

 ○…四国で生まれ育ち、幼い頃から「漠然と」建築士になることを夢見てきた。大学卒業後、建築士の資格を取得。28歳で独立し、建築設計・デザインの仕事に従事。仕事の延長にまちづくりがあり、環境都市の研究で海外へ視察にも行った。そこで感銘を受けたのがアメリカ・ポートランドの取り組みだった。「コミュニティー」「エコロジー」「エコノミー」が融和した持続可能な社会。広域で都市圏を造成する街。それを多摩ニュータウンで実現しようと動き始めた。

 ○…2005年に「NPO法人多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議」を立ち上げた。多摩、稲城、八王子、町田の4市で構成される多摩ニュータウンについて各々の市で議論されることはあっても、まとまって議論されることは少ない。行政と市民の間に入り、まちづくりをマネジメントする役割を担いたいという。現在、多摩市環境部と協働でニュータウンの団地のリノベーションについて検討を始めた。「これをきっかけに、エネルギー問題も含めて考えていけばもっと良くなる。そのポテンシャルがある」と期待を抱く。

 ○…「年に一度は海外に行く」というほどの旅行好き。6月には北欧に行く予定。「パリには5つのニュータウンがある。それをみて比較してみたい」と熱く語る。今後はいかに自分の役割を若い人に受け継いでいくかが目標。「それができたらゆっくり旅行に行きたいですね」。ニュータウン再生へ、研究は続く。

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