「多摩エコ・フェスタ2016」の実行委員長を務めた 清水 武志朗さん 鶴牧在住 63歳
市内の環境保全に尽力
○…自然や生活環境の大切さについて市民自ら考え、創造してもらうことを目的に2月20日・21日に開催された「多摩エコ・フェスタ2016」。これまで多摩市民環境会議が主催してきたが、今年は実行委員会形式で開催し、企画からすべてメンバーの発案で実施した。その結果、昨年の約3倍となる2200人以上が来場。「『つながろう』がテーマだった中で、数多くの団体、来場者があり、うまくつながることができたと思う」と実行委員長として胸をなでおろす。
○…造園の仕事に携わっていたことから、多摩市の雑木林の保全活動を行うボランティアに参加。その縁もあって、15年前に市が実施する環境学習講座へ誘われた。講座終了後に、受講者を中心に多摩市民環境会議を発足。以来、市の環境基本計画を市民の立場で実践していく中で、自然環境等の観察や、イベントの企画・実施といった活動を行ってきた。会長としてその活動を支え、グリーンボランティアや講座での講師を務めるなど環境保全活動等に尽力する。
○…多摩市の特長のひとつに「緑が多い」ことが挙げられる。その緑の多くはニュータウンの開発でつくられたものだ。緑に市民がどう親しみ、育てていくか。また街と同様、環境に関わる団体、ボランティアの高齢化を課題として挙げる。「市民に環境に関心を持ってもらえるようなイベント等を開催し、つながりをつくっていく。そこから世代交代できるようにしていきたい」と、今後への取り組みに意欲をみせる。
○…幼い頃から昆虫採集をするのが好きで、現在も時間があれば昆虫を探しに出かける。昆虫の生態を調べると、植物のことも知るようになり、それが今の活動、仕事につながっているのだという。「多摩は環境が良い街。体が丈夫な限り、活動を続けていきたいですね」。これからも市内の緑あふれるまちづくりを支えていく。
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