京王自動車(株)多摩中央営業所(南野)で3月7日、「公益財団法人東京防災救急協会」の救急救命士によるマタニティーサポート講習が行われ、同社のタクシー乗務員39人が妊婦送迎時の緊急対応等を学んだ。
同社では、2013年9月から、妊娠中の外出や、陣痛時、入退院時の病院の送迎、乳児健診等での外出時など、妊婦が継続的、優先的に利用できる会員制「はぴママサポートタクシー」サービスを展開。事前に指定の病院を登録することで、緊急時に道案内なしで迅速に送迎できるサービスだ。担当乗務員は、東京防災救急協会のマタニティーサポート講習を受講しており、現在、同社タクシー乗務員のうち75%が同講習を受講しているという。
今回、多摩中央営業所で行われた講習には、初受講となる39人の乗務員が参加。妊婦を乗せた時の心構えや送迎時の緊急対応等を座学で学び、2人1組で妊婦体験をしながらタクシーの乗降時の補助を実際に体験。その後、送迎中に破水した場合や、新生児の応急手当などを人形を使いながら学んだ。体験した乗務員は「妊婦さんがこんなに大変だとは思わなかった」「緊急時は落ち着いて行動しないといけないと思った」と感想を述べた。
同営業所の吉澤清英所長は「市民の皆さんにいつでも安心して乗ってもらえるように、こうした講習を役立てていきたい。今後も地域社会に貢献できるよう取り組んでいきたい」と話していた。
なお、この「はぴママサポートタクシー」への登録は、同社HPで受付中(登録無料)。登録から1年有効。
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